【ニューデリー】マドヤプラデシュ州における電力の過剰使用が引き金になり、7月30日夜、ムンバイを除くインド西部全域に停電が発生した。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが7月31日伝えたところによると、Power Grid Corporation of India Limited(PGCIL)のRP Singh会長は「優先部門に対する電力供給は2~3時間以内に、通常の供給は31日朝までに復旧するだろう」とPTI通信に語った。
停電は30日午後8時11分に発生した。この日午後7時45分マドヤプラデシュ州は500MW(メガワット)の追加電力を引き出した。このためPGCILはマドヤプラデシュ州にこれ以上の負荷は電力網全体を危険に陥らせると警告する一方、ItarsiとBeenaにおける4幹線ラインの供給を切断した。しかしマドヤプラデシュ州がその後も300MWを引き出したため、電源周波数は47.8HZに下降、ついに電力網全体が崩壊したと言う。