2002-07-30 ArtNo.29390
◆Reliance Life Science、Vaccine Corpの買収検討
【ニューデリー】Reliance Life Science(RLS)は、生物工学局(DOB:department of biotechnology)からIndian Vaccine Corporation Ltd(IVCL)持分を買い取り、IVCLを完全出資子会社にする可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが7月29日報じたところによると、IVCLはDOB/Indian Petrochemicals Corporation Ltd(IPCL)/フランスのPasteur Meriuexの合弁により1989年3月に設立され、小児麻痺/麻疹/狂犬病のワクチンを生産しているが、Reliance Industries Ltd(RIL)は、最近IPCLの支配権益を買収、IVCLの33%のシェアを間接的に手に入れた。残りのシェアは現在DOBが保持している。
IVCLはハリヤナ州Manesarに108エーカーの土地を保持しており、RILは同地にバイオテクノロジー・ラブと生産施設を設けることを希望している。IVCLは内40エーカー分をNational Brain Research Centreにリースしている。消息筋によると、インド政府は、IVCLから完全に手を引き、その持分と資産を民間の手に委ねる用意があるとされる。ゲノミクス、プロテノミクス、DNAマイクロアレイ、遺伝子組み換えを含む各種ワクチン製造技術等のバイオテクノロジー領域における新ビジネスに関心を抱くRILにとって、これは目標達成の好機と言える。
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