2002-07-30 ArtNo.29386
◆BPL/ロエベ、共同でソフトウェア開発訓練センター設置計画
【バンガロール】地元の大手家電会社BPL Ltdはドイツのハイエンド消費者用電子製品メーカー、ロエベ(Loewe)と共同でテクニカル・トレーニング・アカデミーを設け、両社のエンジニアに組み込みソフトウェア開発の訓練を施す計画だ。
インディアン・エクスプレスが7月29日報じたところによると、訓練はハイエンド家電製品用のインテリジェント/インターラクティブ・ソフトウェアの開発に関わるもので、バイエルン州政府も同アカデミーに200万ユーロを投資する。アカデミーはインドとドイツ双方に、即ちインド側はカルナタカ州Bangalore、ドイツ側はニューレンベルク地方のクロナッハ(Kronach)に、それぞれ設けられ、順調に行けば来年初から訓練を開始する。BPLとロエベは目下計画の詳細を詰めている。
ロエベ消費者用電子製品輸出部門の極東・オーストラリア担当マーケッティング・マネージャー、Volker Hahn氏によると、ロエベはBPLとのコブランディング/マーケッティング提携を通じ、インドの高精細・高画質テレビ(HDTV:high definition television)市場に参入を果たした。
新イニシアチブの下、長期的に、取り分け家電製品用インテリジェント・ソフトウェアの開発領域における両社の関係強化が図られる。BPLは家電製品用コンバージャンス・ソリューションの組み込みソフトウェア領域における技術を擁し、関係エンジニアのプールを擁する。一方、組み込みソフトウェア・コンポーネントを備えたハイエンド電子製品に照準を合わせるロエベにとって、BPLとの提携は正にお誂え向きと言える。両社は6ヶ月ごとにエンジニア・チームを交換し合い、具体的プロジェクトに着手する以前に、それぞれのチームに訓練を施すとともに、それぞれの技術、ノーハウをシェアすると言う。
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