2002-07-30 ArtNo.29383
◆耐久消費財産業、年初3ヶ月にプラス成長記録:CII-Ascon
【ニューデリー】電子部門と自動車部門の目覚ましい成長に牽引され、耐久消費財産業は今年初3ヶ月(2002/4-6)にプラス成長を記録、内需と外需双方の回復の兆しを窺わせた。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが7月28/29日、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)連合委員会(ASCON:Associations Council)の報告書を引用し伝えたところによると、電子部門は今年第1四半期に顕著な成長を見た。取り分けカラー・テレビジョン(CTV)は昨年同期のマイナス10%から40%のプラス成長を回復、VCR/VCP/VCD/DVDは25%、オーディオ製品は10%の成長を記録した。白黒テレビが引き続きマイナス成長基調を辿ったのを除き、時計その他の電子製品部門も10~15%の成長を見た。冷蔵庫の生産は昨年同期の0.2%から10%に、冷蔵庫の国内販売も同0.5%から10%に、それぞれ成長を加速した。しかし輸出の伸びは昨年同期の+10%から-6%に後退した。
自動車部門では、商用車の生産が昨年同期の2%のマイナス成長から24%のプラス成長を回復した。大型商用車は38%アップ、軽商用車も昨年同期のマイナス成長を返上、30%の成長を達成した。乗用車はマイナス成長を記録したが、輸出は昨年同期のマイナス成長から58%のプラス成長を回復した。モーターサイクルは引き続き好調な49%の伸びを記録、モーペッドも昨年同期のマイナス成長から4.2%のプラス成長を回復した。しかしスクーターはマイナス成長から抜け出すことができなかった。三輪車は37%の成長を記録した。
ガラス産業は今年第1四半期に7.2%成長を記録、昨年同期の6.5%を上回った。ゴム産業の成長率は昨年同期の5%から6.2%に加速した。
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