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2002-07-29 ArtNo.29376
◆旱魃、穀物生産に深刻な打撃
【ニューデリー】国内12州に及ぶ旱魃の被害は、豊作の希望を喪失させた。専門家は今年の穀物生産が、1999-2000年の2億800万トンや2001-02年の2億1200万トンのレベルに達する可能性はほとんどなくなったと評している。
エコノミック・タイムズが7月27日伝えたところによると、農業省のHemendra Kumar次官は、「現時点で今年の作柄を予測するのは早すぎるが、今年の穀物生産は明らかに昨年を下回る。しかしモンスーンが復活し、向こう数日間に降雨がもたらされるなら一昨年の1億9500万トンのレベルを越えるものと見られる」と見通した。ちなみに一昨年(2000-01)の穀物生産はラジャスタン州やマドヤプラデシュ州の複数の地域を襲った旱魃により1億9500万トンに下降した。
Kumar次官や他のアナリストによると、インドの雨期は6月から9月末に及ぶため、農業部門は今後なお降雨を期待できる。しかし8月15日までに本格的降雨がないなら、灌漑施設が完備していない地域の水田がさらに多く被害を受けることになる。また旱がこのまま続けば、初冬収穫作物(kharif)の生産は昨年を下回るものと見られる。春先収穫作物(rabi)の出来高も9月までのモンスーンの如何にかかっている。仮に全国的に平均した降雨がもたらされるなら、Rabi作物の良好な収穫により、Kharif作物の不作を補うことができる。
一方、西ベンガル州やアッサム州の水田は、洪水の被害を受けていると言う。
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