2002-07-29 ArtNo.29373
◆タタ、西ベンガル州政府とHPLからの撤退巡り最終交渉
【ムンバイ】Tata groupはHaldia Petrochemicals Ltd(HPL)の14%持分売却を巡り西ベンガル州政府と最後の詰めを進めている。
ビジネス・スタンダードが7月27日伝えたところによると、タタ・グループのRatan Tata会長はTata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)の年次総会の席上以上の消息を語った。それによると、西ベンガル州政府はタタ持分の買い取りを確認しており、今がその取引を実行する時である。目下実際の支払いに関して交渉を進めている。Telcoは2001-02年度の追加投資を含め約90クロー(US$1836万)をHPLに投資している。HPLは、Telcoのビジネスとは全く関係がないが、Telcoはこれまで同投資から如何なる配当も得ていない。
HPLは現在、新たな戦略投資家を招き入れることを通じて、金融危機の乗り切りを図っている。Indian Oil Corporation(IOC)はThe Chatterjee Group(TCG)からHPLの支配権を譲り受けることを企てたものの、今では手を引いており、替わってGas Authority of India Ltd(GAIL)がHPLの10%権益に関心を見せている。ビジネス・スタンダードが26日報じたところでは、GAILはHPLに出資する前提条件として、金融再編とデュー・ディリジェンスの結果がポジティブなことを掲げており、これらの条件が満たされた後、初めて10%の出資に応じるとしている。
これを受けてHPLのTarun Das会長とTCGのPurnendu Chatterjee氏は、7月23日のHPL取締役会後、債権金融機関、取り分けIndustrial Development Bank of India(IDBI)と債務再編協議を進めているとされる。
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