【ニューデリー】Hyundai Motors India Ltd(HMIL)は来年初に1.3リッターと1.5リッター・エンジンを搭載した小型乗用車Getzを発売、Fiat社のPalioに対抗する計画だ。
ビジネス・スタンダードが7月27日、HMILのB V R Subbu社長の言を引用し報じたところによると、サッカー・ワールド・カップ期間中に韓国で発売され、数ヶ月前には欧州市場にも紹介されたゲッツ(韓国ではクリック)は、スーパーBセグメントに属し、価格はMaruti Udyog Ltd(MUL)のZen、Wagon-R、Alto等のBセグメント(28万-40万)車より若干高めに設定される。エンジン及びアクスルもインドで製造され、地元部品使用率は80%前後になる。
現在HMILのポピュラーなBセグメント車Santroのユーザは25万人にのぼり、ゲッツはこれら顧客のアップグレード需要にも応じる。HMILは2004年までにサントロの改良バージョンの発売も予定している。数ヶ月前に発売された1.1リッター・エンジン搭載のSantro Zip Plusは、従来の1リッター・エンジン搭載のサントロに取って代わりつつある。
昨年はサントロ7万4000台が販売されたが、今年は7万8000台の販売を目指している。HMILは目下12万台以上の年産能力を最終的に30万台に拡張すると言う。
Bセグメントの今年4-5月の販売台数は4万982台と、昨年同期の4万1652台から1.6%の落ち込みを見た。同期間にサントロは1万1482台、MULモデルは1万7592台販売されたが、フィアットは前年同期の783台から7059台に販売台数を伸ばし、両社に脅威を及ぼしている。ちなみに同期間のMaruti 800(Aセグメント)の販売台数は1万6550台と前年同期の2万4316台から32%の落ち込みを見た。