2002-07-26 ArtNo.29357
◆Blue Star、コンフォート・エアコン市場に照準
【ニューデリー】インドのトップ、エアコン会社、Blue Starは工業用エアコンから急成長するコンフォート・エアコンディショニング(comfort airconditioning)セグメントに重心を移動、エアコン市場シェアの拡大を目指している。
インディアン・エクスプレスが7月25日、Blue StarのSuneel M Advani社長兼副会長の言を引用し伝えたところによると、コンフォート・セグメントにはマルチプレックス(集合映画館entertainment -multiplexes)、ヘルスケア・センター、病院、ショッピング・モール、スーパー・ストア、教育機関が含まれ、この内マルチプレックスだけで、向こう2~3年間に同社に年間ベースで250クロー(US$5099万)のビジネスをもたらす見通しだ。これまでに全国の15マルチプレックスにエアコンを据え付けた同社は、別に25マルチプレックスの据え付け契約を保持している。Arthur Anderson-Ficci報告によれば、今後3~4年間に全国に300以上のマルチプレックスが誕生する見通しで、同社はこの内35%のシェアを占めることを目指している。
目下、インドのエアコン市場規模は900クロー(US$1.84億)と見積もられ、工業用エアコンのエアコン市場全体に占めるシェアは当初の60%から現在の30%に縮小した。コンフォート・エアコン市場は年率30%以上の成長が見込まれるのに対し、工業用エアコンの伸びは10%前後にとどまるものと見られる。
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