2002-07-26 ArtNo.29356
◆自動車各社、格安モデルでCセグメント市場シェア拡大目指す
【ハイデラバード】自動車メジャーは、エントリー・レベル・モデルの投入により、おおよそ50万~100万ルピーの価格帯に属するCセグメント車の売上拡大を図っている。
エコノミック・タイムズが7月25日報じたところによると、ほとんど全てのメーカーがエントリー・モデルを投入し、10~15%の成長を目指している。この種のモデルは通常、パワー・ステアリング、パワー・ウィンドウ、ミュージック・システム、その他のアクセサリーを装備しておらず、完全装備の典型的Cセグメント・モデルに比べほぼ4万ルピー割安になっている。エントランスの敷居を低くして、Bセグメントからのアップグレーダーをより多く掴むのが狙い。ちなみに昨年はCセグメント市場が大幅に縮小したが、今年5月には9.3%の成長を回復した。それとは対照的にBセグメントの販売は13%の落ち込みを見た。(SEANEWS:2002-07-02)
Fordは、今年2月に他社に先駆けIkonのエントリー・レベル・モデルを54万ルピーで発売した。また、ホンダは最近、1.3DX Honda Cityモデルを69万9000ルピーえ発売した。これ以前のCityのベーシック・モデルの価格は73万4000ルピーだった。この他、限定販売されたMaruti Esteemのエントリー・レベル・モデルの価格は51万2000ルピーで、目下、75万ルピーで販売されているLancerのエントリー・レベル・モデルは70万ルピー前後になる見通しだ。
General Motors IndiaのP Balendran副社長によると、同社もエントリー・レベルのCorsa 1.4 GL変形モデルの発売を準備しており、新価格戦略と相俟って同セグメントの30%売上増を期待している。Corsaの市場シェアは昨年の11%から今年上半期(2002/1-6)の15%に拡大した。
Sundaram Hondaのセールス・マネージャー、Balaji Adivishnu氏は、「Honda Cityエントリー・レベルの発売以来、店舗を訪れる顧客の数と、実際に購入するものの比率が改善しており、本格的なマーケッティング活動が開始されれば、一層の売上拡大が期待できる」と語った。
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