SEAnews 2002-07-26 ArtNo.29352

【ムンバイ】Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)傘下のICICI Infotechは、サウジアラビアの王族が経営するAl Faisaliahと49：51の出資率で情報技術(IT)合弁会社を設立することで合意した。
ビジネス・スタンダードが7月25日、ICICI InfotechのV Srinivasan重役(MD)及びAl Faisaliah groupのSelman F Al Fares重役(MD)の言を引用し報じたところによると、両社は専門チームを組織して合弁事業の詳細を詰め、90日以内に新会社を設立することを目指す。両パートナーは新会社の取締役会に同数の代表を派遣する。
当面、中東の金融機関をターゲットにファイナンシャル・サービスを提供するが、他の業界や世界市場向けに、法人ビジネスやＥコマース・ソリューションも提供する。合弁会社はまた、中東、取り分けサウジアラビアのビジネス機会を開拓する足場を、両パートナーに提供することになる。中東におけるＩＴ支出は、世界平均の2倍の成長を遂げており、今年の市場規模は350億米ドルに達する見通しだ。
Al Faisaliah groupは、年商5億4000万米ドル、資産規模4億4000万米ドル、従業員約4500人のサウジアラビア屈指のコングロマリットと言う。