【ニューデリー】インドの第11代大統領に就任したミサイル科学者Dr APJ Abdul Kalam氏は、就任式の席上、世俗主義を標榜する自らの信条を表明するとともに、国民にも世俗主義の伝統を支持するよう呼びかけた。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが7月26日伝えたところによると、学生のために自ら作詞した“song of youth”の歌詞を暗唱したカラム氏は、バリュー・システムにより裏打ちされた経済力を梃子にインドを先進国にするビジョンを実現するため、国民に力と汗の提供を求め、この時に臨んで「志の小さいことは犯罪を犯すに等しい」と激励した。
カラム氏はさらに、インドが目下直面する主要な脅威として、国境越えて浸透するテロリズム、ある種の内部紛争、失業の3点を掲げ、貧困を一層するための迅速な経済建設と国家の安全を国民的優先課題にせねばならないと指摘した。