SEAnews 2002-07-25 ArtNo.29343

【バンガロール】ホンダの完全出資子会社Honda Motorcycle & Scooter India Pvt Ltd(HMSI)は、向こう3年間に100クロー(US$2040万)を投じ、年産能力を現在の10万台から2002－03年までに20万台、2004－05年までに40万台に拡大する。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが7月23／24日、HMSIのタキグチ社長兼CEO及びイグチ取締役(ｾｰﾙｽ&ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ)の言として伝えたところによると、既にハリヤナ州Gurgaonの既存工場に隣接した25エーカーの土地を購入、設備拡張に備えている。
HMSIはこの日、インドで製造された初の102ｃｃ、4ストーローク、自動変速motoscooter“Dio”をお披露目した。Dioは昨年7月に発売されたスクーター“Activa”に続く、HMSIがインドにオファーする第2の製品で、今年9月の発売が予定されている。価格は既存の100ｃｃActiva(3万8271ﾙﾋﾟｰ)よりも若干高めになる見通しだ。
2001－02年のActivaの販売台数は5万4166台をマーク、75－150ｃｃカテゴリー・スクーター市場の28％のシェアを占めた。今年は15万5000台を販売、59％のシェア実現を目指す。内20～30％がDioになる見通しだ。ディーラーの数は今年末までに40店追加、合計102店とする。
昨年はActiva1293台を輸出したが、今年はDio4000台を含め1万台を南米・中米、アフリカ、欧州、中東、アジア諸国等に輸出する計画だ。また、ここ一両年中に150ｃｃのマニュアル変速スクーターと75ｃｃのスクータレットの発売も予定している。
昨年(2001-02)の営業額は150クロー(US$3059万)を記録したが、今年(2002-03)は300％増の450クロー(US$9178万)を見込んでいると言う。