SEAnews 2002-07-23 ArtNo.29328

【ニューデリー】インドの昨年(2001-02)の情報技術(IT)産業売上は6万2134クロー(US$125.73億)と、前年比14％の成長を見たものの、前年の64％の伸びに比べ大幅な成長の鈍化を見た。
ビジネス・スタンダードが7月19日、市場調査会社Dataquestの調査レポートを引用し報じたところによると、昨年のＩＴ対応サービス(ITES)輸出は前年の4100クローから7100クロー(US$14.48億)に73％の成長を遂げ、ＩＴ産業全体の牽引役を務めた。
ソフトウェア輸出は2万9672クロー(US$60.52億)を記録したが、米国におけるテロ事件の影響を受け、成長率は20％にとどまった。しかし最も深刻な打撃を受けたのは国内売上で、前年の2万4670クローから2万4288クロー(US$49.54億)に、初のマイナス成長を記録、前年の45％の成長とは対照的な不振に陥った。ハードウェア売上の伸びも前年の＋53％から－3％に後退した。
パーソナル・コンピューター(PC)の出荷台数は、それでも200万台の大台を初めて突破したが、サーバーの売上の伸びは前年の＋75％から－15％に後退した。