2002-07-23 ArtNo.29318
◆JSPL、オリッサ州にUS$7.34億総合鉄鋼プラント計画
【ニューデリー】Jindal Steel and Power Ltd(JSPL)は3600クロー(US$7.34億)を投じ、オリッサ州に年産200万トンの海綿鉄工場と年産100万トンの鉄鋼プラント等から成る総合製鉄所を建設する計画だ。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが7月22日、JSPLのNavin Jindal副会長兼MD/Sushil Maroo副社長(法人金融担当)/Anand Goel取締役の言を引用し伝えたところによると、第1期プロジェクトでは向こう3年間に1000クロー(US$2.04億)を投じ、年産100万トンの海綿鉄工場が設けられ、第2、第3期プロジェクトでは、それぞれ1500クロー(US$3.06億)と1100クロー(US$2.24億)が投じられ、年産100万トンの海綿鉄工場と同じく年産100万トン鉄鋼プラントが増設される。全プロジェクト期間は10年に及び、石炭と鉄鉱石の採掘権が認められ次第着工される。
オリッサ州を候補地に選んだのは、石炭と鉄鉱が豊富で、港湾施設も整っているため。オリッサ州政府に鉄鉱床が存在するKeonjhar県の1300エーカーの土地の提供を求めており、既に手付け金として350万ルピー(US$7万)を支払っている。またTalcher県ではキャプティブ炭坑を物色、石炭の洗浄施設やマンガン鉄工場の建設も計画している。
プロジェクトの負債/自己資本比率は2:1=2400クロー:1200クロー。必要資金は資本市場で調達する計画で、この点に関して特に困難は予想されない。
JSPLは国内最大の石炭ベースの海綿鉄製造会社で、マドヤプラデシュ州Raigarhに年産65万トンの海綿鉄プラントと年産25万トンの銑鉄プラントを擁する。
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