2002-07-22 ArtNo.29313
◆ラファージュ、年産100万トンの新セメント工場計画
【コルカタ】フランス拠点の世界的セメント・メーカー、Lafarge SAは向こう24ヶ月以内にインドに新セメント製造施設を設ける方針を固めたようだ。
ビジネス・スタンダードが7月19日、ラファージュ・インド・オフィスのK Swaminathan副社長の言として報じたところによると、同社は西ベンガル州に約150クロー(US$3059万)を投じ、年産100万トンのセメント製造施設を設ける。既に候補地の目星をつけており、同社は間もなく関係プロジェクトに着手、24ヶ月以内に生産を開始できる見通しだ。またMejiaとBandelの火力発電所のフライ・アッシュを用いポートランド・ポゾラン・セメントを製造するため粉砕設備(grinding unit)の建設も検討している。こうした中で西ベンガル州政府に優遇措置の適応を求めることも計画されている。
チャッティースガル州に2工場、ジャールカンド州に1工場を有するラファージュの合計年産能力は500万トンで、東部セメント市場の21%のシェアを占めている。西ベンガル州工場が完成すれば、年間1700万トンの規模を有する東部地区におけるプレゼンスを一層強化できる。
ラファージュは1999年にTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)からジャールカンド州Jojoberaの年産300万トンの粉砕設備を550クローで、2001年にRaymondからチャッティースガル州SonadihとArasmetaのセメント部門を785クローで、それぞれ買収、西ベンガル州/ジャールカンド州/ビハール州/オリッサ州/北東諸州/マハラシュトラ州Bidharva及びマドヤプラデシュ州の一部に強力なプレゼンスを築いた。
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