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2002-07-22 ArtNo.29303
◆商工会議所連盟、モンスーンに関する過度な悲観論に警鐘
【ニューデリー】インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)は先週末、不順な今年のモンスーンに触れ、「現状はまだそれほど深刻ではない」と、過度な悲観論に警鐘を鳴らした。
インディアン・エクスプレスが7月19日、Ficciの声明を引用し伝えたところによると、過去2年も、8~11州が異なる度合いの旱に見まわれており、極めて順調なモンスーンとそれに伴う大豊作でさえも、6200万トンの食料備蓄と相俟って農産品価格の下落を生じさせ、経済に打撃を与える。
今年の雨期は、これまでのところ最大12州が不十分な降雨の影響を受けているが、一昨年(2000-01)は8州が、一昨々年(1999-00)は11州が旱魃の被害を被った。今日の情況はまだそれほど深刻ではない。今年はまた最大8州が、過度な降雨、もしくは洪水の被害を受けており、ヒマチャル・プラデシュ州とマドヤプラデシュ州には、洪水と旱魃の双方の被害が発生している。
インドでは通常、68%の地域が、程度の異なる旱魃の被害を受けており、国民は常に旱魃と隣り合わせの生活を強いられている。33%の陸地の3分の2以上は年間降雨量750mm未満の慢性的旱魃地域であり、他の35%の年間降雨量も750-1125mmと、旱魃の傾向を有すると言う。
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