2002-07-19 ArtNo.29294
◆油研工業、Yuken India持分を51%に拡大検討?
【ムンバイ】油研工業株式会社(YKC)はYuken India Ltd.(YIL)の持分を現在の40%から51%に引き上げることを検討しているもようだ。
ビジネス・スタンダードが7月17日伝えたところによると、巷間では今にも親会社がYIL持分を拡大するような噂がなされているが、カルナタカ州Bangaloreを拠点にするYILのAntony Cruz財務担当重役は、「昨年親会社とYIL管理層の間でそうした話し合いがなされたが、結論は出ておらず、最近は、特にそのような動きを耳にしていない」と語った。とは言え、9月の年次総会の席で、そうした問題が提起される可能性はあると言う。
1976年にYKCの技術および資金協力を得て設立されYILは、油圧製品の製造を手がけており、証取上場のYILには、YKCが40%、機関投資家、地元パートナー、一般投資家が残りを出資している。
YILは事業拡張と生産性の50%アップを目指しており、今年の売上は昨年の31.84クロー(US$649万)から少なくとも40~45クローに拡大するものと期待している。また在庫と債権の総額を20クローから10クローに引き下げることを目指している。
YILの主要顧客にはHonda Motors、Kirloskar Group、Hindustan Machine Tools (HMT)等が含まれる。
また1989年にイタリヤ拠点の世界最大のラジアル・ピストン・モーター・メーカー、SAI Spaと合弁で設立したSai India Ltd (SIL)は、インドOEM市場におけるハイドローリック・モーターのトップ・サプライヤーになっている。
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