2002-07-19 ArtNo.29292
◆JSL、US$2千万投じハリヤナ州の溶鉱炉建て替え
【ニューデリー】O P Jindalグループの一翼を担うJindal Strips Ltd(JSL)は、向こう数ヶ月間に104クロー(US$2121万)を投じ、ハリヤナ州Hissarに設けた製鉄プラントの溶鉱炉を建て替える。
ビジネス・スタンダードが7月17日、JSLのArvind Parakh財務担当取締役の言として伝えたところによると、現在、設備能力25万トンの同社工場は、40万トンのステンレス・スチールを製造しており、稼働率は約131%に達している。拡張工事の恩恵は来年初までに享受でき、35%のコスト削減が可能になる。拡張工事のコストは主に内部資金で賄う。同社はまた既存施設のデボトルネックを通じて生産の拡大を図る。生産量の拡大、製品価格の上昇、製品ミックスの改善、コスト管理の向上により2002-03年の収益は大幅に改善する見通しだ。
JSLは市場拡張を図る狙いから、マージンが高い場合には少量の完成品や準完成品も販売している。これまでのところ大型家電製品や家庭用品業界が同社の主要顧客を成しており、この種の市場はボリュームは大きいがマージンは低い。
また輸出にも力を入れており、中国に続き欧州にもオフィスを開設した。目下輸出売上は営業額全体の40%を占めている。中国は今後同社の輸出ビジネスを牽引するものと予想される。中国はステンレス・スチールの純輸入国で、今後海外ビジネスの大きな部分が中国向け輸出で占められるものと期待されると言う。
JSLは間もなく第1四半期の業績を発表するが、見たところ生産量は顕著に拡大しているようだ。
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