2002-07-19 ArtNo.29287
◆Samtel、子会社を単一の持ち株会社の下に統合
【ニューデリー】年商1100クロー(US$2.24億)のSamtel Groupは、様々なビジネスを1つの持ち株会社の下に統合する計画だ。
インディアン・エクスプレスが7月18日、SamtelグループのSatish Kaura会長の言を引用し伝えたところによると、Samtel IndiaとTeletube Electronicsは、グループの旗艦Samtel Colorの下に統合されるものと見られる。Teletube Electronicsは主に航空電子工学機器や医療用モニターに用いられるハイバリューなチューブを、Samtel Indiaは白黒ピクチャー・チューブ及びモノクロ・ディスプレーCRT(cathode ray tube)をそれぞれ製造している。Kaura会長によると、Samtel Indiaに関しては上場資格の返上や赤字経営のモニター・ビジネスからの撤退も検討している。
グループ傘下の第4の企業、米国Corningとの合弁に成るSamcor Glassはグラス・シェルとファンネルの製造を手がけている。Samtel Colourは、グループ売上に、約775クロー(US$1.58億)、Samtel IndiaとSamcor Glassは各150クロー(US$3059万)前後貢献している。
Kaura会長によれば、共通の持ち株会社の下にグループ企業を統合することは、株主価値を高め、経営を合理化、競争力を強化することにつながる。既存の組織構造は透明さに欠けるため、グループの再編を思い立ったと言う。
Samtel Colorは、既に数年前には、電子銃の製造を手がけるSamtel Electron Devicesを吸収合併しており、最近はSamtel Indiaのデフレクション・ヨーク製造業務も買収した。
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