SEAnews 2002-07-18 ArtNo.29284

【チェンナイ】タミールナド州Chennai拠点のRamco Systems Ltdは、独自開発した加工産業ソリューション(process industry solutions)の国際市場開拓に本腰を入れる。
インディアン・エクスプレスが7月15日、Ramcoプロセス・マイニング・ソリューション部門のKS Krishnakumar取締役(ﾋﾞｼﾞﾈｽ開発担当)の言として伝えたところによれば、国際市場の開拓に際しては当面、中東と東南アジアに、また業種では、電力、公益事業、化学、金属、セメント等の部門に照準を合わせる。同社はこうした領域におけるマーケッティング・パートナーも物色している。
Ramcoのプロセス・マイニング・ソリューション“Ramco Optima”は、加工産業全般を通じて利用可能な、多様で一般的ツールと言える。インド国内では、既に広く受けいれられており、特にセメント業界で好評を博している。この他、公共部門や電力局にも採用されている。
Ramco Optimaはニューラル・ネットワーク(神経回路網)とファジー・ロジック・ケーパビリティーを備えた最先端の技術を採用している。ファジー・ロジック・ケーパビリティーは適当なインプット・パラメーターが存在しない時でも判断を下すことを可能にする。ニューラル・ネットワークは過去の経験をベースにした学習機能を製品に組み込むことを可能にする。同ソリューションは投資収益を拡大し、最終製品の品質を向上させ、製品の寿命を延ばす。ソリューションの導入は簡単で、顧客はそのニーズに応じ製品機能を調節できる。
鉱業管理ソリューションの“Ramco Intellimine”は、露天掘り鉱山の効率的な採掘を可能にする。採掘抗の設計や抗内の採掘箇所の組み合わせを決定するのを助ける。これにより資源の有効利用が図れる他、採掘の経済性を高め、鉱山の寿命を延長させることができると言う。