2002-07-15 ArtNo.29264
◆マイクロソフト、法人プロジェクト管理ソフト市場開拓に本腰
【ニューデリー】総合的な法人マネージメント・ソリューション市場の開拓に力を入れるMicrosoftはインドに最新のEPM(enterprise project management)ソフトウェアを紹介する方針を決めた。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが7月11日伝えたところによると、マイクロソフトのこの種の製品には、“Project Server 2002”、プロジェクト・マネージメント・ツール“Project Professional 2002”及び“Project Standard 2002”が含まれ、これらは、多様な法人アプリケーションに対応した総合的ビジネス・インテリジェンス・ソリューションと言われる。
Microsoft Corporation IndiaのSanjiv Mathurマーケッティング主任によると、Project Serverは今回初めてインドに紹介されるもので、これまでは、Microsoft Project Standardのみがインドで販売されて来た。
プロジェクト・マネージメント・ソリューションはインドには限られたニッチ市場が存在するのみで、主に建設業界や製造業界で用いられている。しかし、目下のところ、インドにおける潜在顧客の4%のみがプロジェクト・マネージメント・ソリューションを導入しており、このことは、極めて大きなビジネス機会が存在すると言える。
当面、ソフトウェア・サービス会社と情報技術(IT)対応サービス会社をターゲットに市場を開拓、徐々に、製造/建設/政府部門までターゲットを拡大する。Project Server 2002の据え付け料は約1000米ドル、Project Professionalは約700米ドル、Project Standardは約400米ドル 。
インド企業は既にビジネス・ラインごとのソフトウェア・アプリケーションを導入、ビジネス・プロセスの強化を図っている。こうした企業は今や、様々なプロジェクトや部門の経営方針の決定に関わる総合的アプローチを通じて一層の効率化と生産性の向上を図る時機を迎えている。マイクロソフト・プロジェクト・サーバーをベースに構築されるEPMソリューションは、こうしたニーズに応じるものと言う。
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