1995-08-28 ArtNo.2926
◆<馬>インドネシア企業、初のタイヤ・コード合弁工場建設
【クアラルンプル】インドネシアの指導的タイヤ・コード・メーカーのPTブランタ・ムリアは地元と合弁で1億5000万Mドルを投じ、ペラ州にマレーシア初のタイヤコード工場を建設する。
ラフィダ通産相の立ち合いの下に25日調印された合弁契約の下、ブランタ・ムリアと子会社のシルバー・イメージ・インベストメンツLtdが合計49%、地元のシーコープ・ベンチャー・キャピタルSdn Bhdとカンポン・ヤン・コープがそれぞれ26%と25%を出資、払込資本4000万Mドルのブランタ・インダストリーズ(M)Sdn Bhdを設立する。新会社はルムかイポーの10haの敷地に工場を建設、当初年間1万2000トン、最終的には1万6500トン、総額7000万米ドル相当のポリエステル及びナイロン製タイヤ・コードを製造する。工期は16カ月が見込まれ来年中の稼働が目指される。マレーシアは年間4500万米ドルのタイヤ・コードを輸入しており、新工場は十分国内需要を満たせる。PTブランタ・ムリアはマレーシア市場を開拓後、欧州、日本、ニュージーランドへの輸出を計画している。同社は現在アジア太平洋市場の60%のシェアを握っていると言う。(NST,MBT,STAR:8/26)
|