【コルカタ】Haldia Petrochemicals Ltd (HPL)の債権金融機関は、Indian Oil Corporation (IOC)を、理想的なHPL第4のパートナーと見なし、IOCにもその意向を伝えている。
インディアン・エクスプレスが7月13日報じたところによると、State Bank of India (SBI)/Industrial Development Bank of India (IDBI)/Uco Bankやコルカタ拠点の某銀行のオフィシャルは、異口同音にIOCがHPL第4のパートナーとして最適であり、ファースト・チョイスであると指摘している。
それによると債権銀行としては、HPLに対する貸し付けを不良債権(NPL)と宣言することは何としても回避せねばならないが、第4のパートナーの選考が長引けば、貸し付けの回収は益々困難になる。IOCは信用度の上からも、立地条件からも、ビジネスの相互補完関係の上からも、最も理想的なパートナーである。このためプロモーターらはIOCとの話し合いを積極的に進めるべきである。IOC以外の選択肢としてはGas Authority of India Ltd (Gail)のような公共部門の大企業か、高い信用度と良好な履歴を備えた民間の大手企業が考えられる。
石油化学プロジェクトの理想的な負債/自己資本比率は1:2だが、HPLの場合は5:1で、IOCを第4のパートナーとして迎えることは、こうした問題の解決にも理想的と言える。これに対してHPL管理層が提起した第4のパートナー候補者リストには、全国レベルの詐欺事件に関与した疑惑を受けているものも含まれていると言う。