【ニューデリー】Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、Aditya Birla GroupからMangalore Refinery and Petrochemicals Ltd (MRPL)の持分を買い取る可能性を検討している。
デカン・ヘラルドとインディアン・エクスプレスが7月9日伝えたところによると、ONGCのSubir Raha会長兼MDは8日記者会見し、Aditya Birlaグループの37.38%のMRPL持分買収を検討しているが、最終決定は下していないと語った。Raha会長は、取締役会は時機を見て方針を決定するとだけ述べ、それ以上の詳細を語ることを避けた。ONGCスポークスパースンがPTI通信に語ったところによると、ONGC取締役会が買収計画を承認したと言うボンベイ証取(BSE)に対する通知は誤りで、BSEに対する関係通知の取り消し手続きがとられていると言う。
A V Birlaグループと国営製油・マーケッティング会社Hindustan Petroleum Corporation (HPCL)の対等出資で設けられた年間製油キャパシティー900万トンのMRPLは、過去数年多額の損失を計上、Birlaグループは同事業からの撤退を図っている。
石油・ガスの探査・開発を手がけるONGCは、最近ガソリン及びディーゼル油のマーケッティング権を認められ、全国に600店の小売りチェーンを設ける認可も取得した。このためMRPL権益買収により、ONGCは下流部門に強固な足場を築くことができる。