SEAnews 2002-07-11 ArtNo.29236

【ニューデリー】航空技術開発局(ADA:Aeronautical Development Agency)は、独自開発した国防ソフトウェア“Autolay”の世界市場における販促を、地場大手ソフトウェア会社Infosys Technologiesに委ねた。
インディアン・エクスプレスが7月10日報じたところによると、Autolayソフトウェアは、ＡＤＡが軽戦闘機(LCA:Light Combat Aircraft)の関連技術を開発する過程でスピンオフした複数の発明品の1つ。
国防省筋によると、政府は、国防／宇宙／原子力等の領域における多くのプログラムの過程で開発される様々な先端技術の潜在性を世界市場において追究し、商業化する責任を民間に委ねる。インフォシスがＡＤＡと手を結び、研究活動を継続、広帯域に対応したAutolayソフトウェアを世界市場に紹介するのは、こうした目標実現に向けた大きなステップと言える。
Autolayは、3次元ラミネート複合素材部品を設計開発するための総合的なソフトウェア・システムで、インフォシスは、その他の関連ツールやプログラムとこれを接続、平行して走らせることができるよう改良を加えると言う。