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2002-07-09 ArtNo.29213
◆Mukesh/Anil兄弟、リライアンス会長逝去後のビジネス分掌?
【ムンバイ】創業者のDhirajlal(Dhirubhai) Hirachand Ambani氏(69)逝去後のRelianceグループのビジネスは、長男のMukesh氏(45)と弟のAnil氏(43)により管掌されるものと予想される。
インディアン・タイムズ、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが7月7/8日報じたところによると、ディラジラル・アンバニ氏は6月24日に脳卒中で倒れた後、マハラシュトラ州ムンバイ市内のBreach Candy Hospitalで治療を受けていたが、意識を回復せぬまま先週土曜(7/6)午後11時50分に息を引き取った。
その実、ディラジラルが1980年代半ばに最初の脳卒中の発作を起こして以来、ビジネスの采配は実質的にMukesh氏とAnil氏に委ねられて来た。このためディラジラル氏亡き後も、両子息により支障なく運営されるものと予想されている。インディアン・エクスプレスは、スタンフォード大学で経営管理学修士号を得たMukesh氏が、インフォコムやバイオテクノロジー等の新ビジネスを、またウォートン大学で経営管理学修士号を修めた弟のAnil氏が石油・石油化学ビジネスを、それぞれ引き受ける可能性を予想している。
グジャラート州村落の教師の家に生まれたディラジラル氏は、暫くイエメンのアデンで事務員を務めていたが、1958年に帰国後、ムンバイで石油トレーダーの仕事を開始、瞬く間に石油/石油化学を中核とした5万5000クロー(US$112.18億)の企業グループを築き上げた。ディラジラル氏の口癖は、「For those who dare to dream, there is a whole world to win.」で、この一言に同氏のビジネス・フィロソフィーが尽くされていると言う。
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