SEAnews 2002-07-08 ArtNo.29209

【ムンバイ】Tata Consultancy Services (TCS)は、グローバル・デベロプメント・センター網拡大戦略の一環として横浜にソフトウェア開発センターを設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが7月5日、ＴＣＳのGirija Pandeアジア太平洋地域担当取締役の言として伝えたところによると、同社はインドを除くアジア太平洋地域に3つのデベロプメント・センターを設ける方針を決めた。既にオーストラリア(ﾒﾙﾎﾞﾙﾝ)と中国には開設済みで、次のターゲットは日本である。日本のセンターには当初35人のスタッフがつめる予定で、既にリクルート活動が進められている。
ＴＣＳはこれ以前からマーケッティング拠点を日本に設けているが、市場ニーズに応じる狙いから、日本語ソフトウェアの開発に乗り出す方針を決めた。また顧客は大型契約を発注する前に、納入能力やカントリー・リスクを配慮する。このためソフトウェア開発のロケーションやシステム統合スタッフは顧客の身近に配置するのが理想的である。
その実、中国のセンターも日本顧客の需要を見込んでいる。何故なら日本企業はインドよりも中国からのアウトソースを好むからである。
ＴＣＳは中国センターに続き、6月には英国Guildfordにデベロプメントセンターをオープン、また5月にはウルグアイに、その数ヶ月前にはメルボルンとハンガリーにデベロプメント・センターを設けている。