SEAnews 2002-07-08 ArtNo.29208

【ニューデリー】昨年(2001-02)の米国・カナダ向けソフトウェア及び関係サービス(SW)の輸出は、前年の1万7067クロー(US$37.1億)から2万3429クロー(US$49.12億)に37.27％増加、ＳＷ輸出総額3万6500クロー(US$76.52億)の64％を占めた。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが7月4日、電子製品／コンピューター・ソフトウェア輸出振興委員会(ESC:Electronics and Computer Software Export Promotion Council)の発表を引用し伝えたところによると、欧州連合(EU)向け輸出は前年の6125クロー(US$13.32億)から8555クロー(US$17.94億)に40％拡大、ＳＷ輸出全体の23％を占めた。
日本／韓国／その他の極東諸国向け輸出は前年の907クロー(US$1.97億)から1518クロー(US$3.18億)に67％アップ、ＳＷ輸出全体に占めるシェアも3％から4％にアップした。ＥＳＣのD K Sareen常務理事(ED)によると、日本の製造業界では大規模なデジタル化が計画されており、ＥＳＣは同地域のビジネス機会を開拓する戦略を立案している。例えば日本貿易振興会(JETRO)と共同で、両国中小企業間のソフトウェア開発面におけるタイアップを促進すること等が検討されている。
シンガポール／香港／その他の東南アジア諸国向け輸出は、前年の1494クロー(US$3.24億)から1467クロー(US$3.07億)に2％弱下降した。
オーストラリアとその他のオセアニア諸国向け輸出も822クロー(US$1.79億)から447クロー(US$9400万)に46％ダウン、ＳＷ輸出全体に占めるシェアは3％から1.23％縮小した。
この他、昨年は欧州の非ＥＵ諸国向けに395クロー(US$8300万)、中東向けに327クロー(US$6900万)、アフリカ諸国向けに250クロー(US$5300万)、ロシア及び独立国家共同体(CIS)諸国向けに64クロー(US$1300万)、ラテン・アメリカ向けに47クロー(US$1000万)のソフトウェア／関連サービスが輸出された。