SEAnews 2002-07-08 ArtNo.29202

【バンガロール】Hero Group傘下のHero Motorsは、イタリヤの二輪車メーカーからモータースクーター部門を買収、今年7月にもモータースクーターの販売を開始する計画だ。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが7月5日伝えたところによると、Hero MotorsのPankaj Munjal重役(MD)とSanjay Bhardwaj上級副社長は4日以上の計画を明らかにした。それによると、関係買収契約は2週間以内に調印され、買収コストは50～80クロー(US$1020万-1632万)と見積もられる。これにより、Hero Motorsは50～200ＣＣのモータースクーター(欧州市場でﾎﾟﾋﾟｭﾗｰな自動変速ｽｸｰﾀｰの一種)12モデルをインド市場に紹介できる他、欧州市場にアクセスすることも可能になる。製品の80％をインド国内で販売、残りは米国、日本、オーストラリア、ニュージーランド等に輸出する。
既にインド国内における1万キロの路上テストや、パーツ納入業者の選考も進めており、今月中にも販売を開始する(他紙によれば10月の販売を目指す)。先ず、100ＣＣモデル、その後125ＣＣ及び200ＣＣモデルを紹介する（他紙によると、先ず115ＣＣと125ＣＣモデルを発売、その後今年9月までに200ＣＣモデルを発売する）。
イタリヤ企業は現在100～500ＣＣの製品を製造しているが、Hero Motorsとの取引が成立後は、250ＣＣ以上の製品に集中する。またパーツの30％をインドから調達することも計画している。
一方、Hero Motorsは4日、南インド地区において75ｃｃのスクータレット“Hero Ezee SX”を2万5050ルピーで発売した。同社は向こう2、3週間以内にリッター100キロ以上の走行が可能な75ＣＣモーターサイクル新モデルの発売も準備していると言う。