NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2002-07-04 ArtNo.29193
◆インド南部のセメント価格の低迷持続
【チェンナイ】インド南部のセメント需要は今年初2ヶ月間(2002/4-5)に19%の成長を見たものの、過去1年間に1100万トンの設備能力が追加されたことから、セメント価格は大幅に下降した。仮に値下がり基調が今後も持続するなら、セメント各社は、遠からず金融機関に救いを求めざるを得ない情況に陥る見通しだ。
インディアン・エクスプレスが7月3日報じたところによると、値下がりはセメント・プレーヤーのキャッシュ・フローに深刻な影響を及ぼしており、一部の例外を除き大部分のプレーヤーが昨年第2四半期(2001/7-9)に損失を計上した。
マーケット・リーダーのIndia Cementsは、Sri Vishnu Cements権益売却に伴う118クロー(US$2407万)の特別収入が有ったにも関わらず、2001-02年に0.81クロー(US$16.5万)の損失を出した。同社は前年は48クローの利益を計上していた。需要の回復に関わらず、今年第1四半期も業績の改善は望めない。
今年初2ヶ月に南部市場の需要は19%の成長を見、アンドラプラデシュ州のセメント消費は42%、ケララ州は20%、カルナタカ州は18%、タミールナド州は5.50%、それぞれ拡大した。
こうした需要は道路プロジェクトが進められているアンドラプラデシュ州とカルナタカ州を除き大部分が住宅部門からのもので占められている。他の南部4州では政府の道路プロジェクトはほとんど行われていない。平常な状況下にはこうした需要増は、価格にポジティブな影響を及ぼすはずだが、実際には値下がりが続いている。アンドラプラデシュ州では42%の需要増にも関わらず50キロ詰め1袋当たり価格は85~105ルピーのレベルを推移しており、タミールナド州では125~130ルピー、カルナタカ州では115~120ルピー、ケララ州では140~145ルピーとなっている。
過去12ヶ月間にChettinad Cementsは100万トン、Madras Cementsは120万トン、ACCは250万トン、Penna CementとMaha Cementは各100万トン、セメント製造能力を追加した。この他、India Cements等はアップグレード工事を行っており、L&Tは粉砕設備を新設した。これらを合わせると過去1年間に1100万トンの製造能力が加わったことになる。
セメント企業は債務返済能力を高める上からキャッシュ・フローの拡大を必要としており、生産ボリュームの拡大に全力を挙げている。その結果は明らかだが、価格はほぼ底値に達しており、これ以上下降する余地は少ない。しかし健全な19%の需要の伸びにも関わらず、短期的に価格の回復は期待できないと言う。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.