2002-07-04 ArtNo.29186
◆BSNL、LG/現代にUS$8千万CDMA契約発注
【ニューデリー】民営化された全国電話サービス会社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)は、基本電話会社に認められた制限付きモバイル・サービスに関する高裁の判決がまだ下りていないにも関わらず、合計50万回線分のCDMA(code division multiple access)ベースのWLL(wireless in local loop)機器納入契約、総額400クロー(US$8158万)を韓国企業2社、LG ElectronicsとHyundaiに発注した。
エコノミック・タイムズが7月3日、BSNL筋の言として報じたところによると、契約は先週発注されたもので、同契約の下、LGは35万回線、地元のHimachal Futuristic Communications Ltd (HFCL)と提携したHyundaiは15万回線分の設備機器をBSNLに納入する。これらの設備は、タミールナド州Chennai/西ベンガル州Calcutta/カルナタカ州Bangalore/アンドラプラデシュ州Hyderabad/ウッタルプラデシュ州Kanpurを含む80都市における制限的モバイル・サービスに用いられる。関係設備の納入は7月に開始され、BSNLは今年末からモバイル・サービスを開始する計画だ。
BSNLは昨年9月に関係入札を募集、上記2社以外に中国拠点のZed社が応札した。審査の結果一番札を入れたLGに契約の70%が、二番札を入れたHyundaiに残りの30%が、それぞれ発注されることになった。LGはポンディシェリーに独自の製造施設を有する。BSNLはこれ以前の2000年7月にも6万8000回線分の最初のCDMA設備入札を募集しており、同契約は全てLGにより受注されたと言う。
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