【バンガロール】カルナタカ州Bangaloreを拠点にオプティカル・ネットワーク製品やアクセス機器の設計・製造を手がけるスタートアップ企業、Ordyne Electronic Systems Pvt Ltd(OESPL)は、同期多重方式(SDH:synchronous digital hierarchy)ベースの“STM-1マルチプレクサ(回線多重化装置)”を開発した。
インディアン・エクスプレスが6月27日、OESPLのR Srinivasan重役(CEO)の言として報じたところによれば、マルチプレクサはロー・キャパシティーのシグナルをハイ・キャパシティーなシグナルに転換、光りファイバーによる転送を可能にする。STM-1スタンダードに準拠したSTM-1マルチプレクサの場合、63のロー・キャパシティー・チャンネルを一本の光ファイバーを通じて多重送信する。各チャンネルは同時に30通話を処理でき、Q3標準のネットワーク・マネージメント・システム(NMS)にも対応している。インドでSTM標準のマルチプレクサが独自開発されたのは初めてのこと。
電信局(DOT:Department of Telecommunications)の推定ではインドのSTM市場は400クロー(US$8158万)と見積もられ、OESPLは向こう3年間に同市場の30~40%のシェアを占めることを目指していると言う。