2002-07-02 ArtNo.29168
◆大統領選挙:ミサイル科学者と女権論者の一騎打ちに
【ニューデリー】インドの大統領選挙の立候補届け出が6月28日締め切られ、与党全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)の他、野党第一党の国民会議派(Congress)や社会党(Samajwadi Party)、その他の政党に支持されたミサイル科学者Dr APJ Abdul Kalam氏(70歳)と、左派連合の支持を得た女権運動家Lakshmi Sahgal女史(87歳)の一騎打ちが行われることになった。
インディアン・エクスプレスが6月29日伝えたところによると、合計54件の立候補届けがなされたものの、上記の二人以外の立候補申請は、推薦者や後援者の不足、供託金未納、未署名等、基準を満たしておらず何れも棄却された。
投票は7月15日に行われ、7月18日に開票される。国会上下両院議員と全国の州議会議員が投票する。
インド初の女性大統領候補になったSahgal女史の推薦人には、野党ジャナタ・ダル(JD)指導者H.D. Deve Gowda元首相、西ベンガル州のBuddhadeb Bhattarcharya首席大臣、インド共産党マルクス主義派(CPI/M)の国会リーダーSomnath Chatterjee氏らが名を連ねている。女史は1998年にインド国民の最高栄誉とされるPadma Vibhushanの叙勲を受けた。
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