1995-08-28 ArtNo.2916
◆<星>国策企業STIC社長、野村(S)会長に就任
【シンガポール】国策ハイテク上場会社シンガポール・テクノロジーズ・インダストリアル・コープ(STIC)のウォン・コクシュー社長(48)が11月1日付けで、野村シンガポールの共同会長に就任する。
ウォン氏はこれに伴いSTIC社長とシンガポール・テクノロジーズPte Ltd専務取締役(MD)のポストを退くが、STIC取締役会副会長及び建設/インフラ関連子会社の取締役のポストにとどまる。ウォン氏はノムラ・アジア・ホールディングズNV及びノムラ・シンガポールの近藤会長やノムラ・シンガポール社長兼ノムラ・セキュリティー・シンガポール会長の平野氏とともに野村の東南アジア/インドシナ業務を担当する。ウォン氏は金融部門は自分にとって未知の領域だが、野村がその域内業務拡大路線に基づき積極的に進出を図っている建設、ホテル、観光、インフラ、製造等の領域は熟知しており、これらの領域で野村を支援できるとしている。また野村とSTICの将来の提携の可能性も有り得ると言う。ノムラ・シンガポールは向こう2年間にシンガポールで運用される基金規模を100億米ドルに拡大する計画だ。
他方、ウォン氏の退陣で空席となる2ポストにはSTICのテイ・シューチュン副社長(47)が就任する。(ST,BT,LZ:8/26)
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