【ニューデリー】地場二輪車大手Bajaj Auto Ltd(BAL)は、パワー・プレミアム・セグメントのモーターサイクル、“Pulsar”の5月の販売台数が、同セグメントとしては初めて1万台の大台を突破したと発表した。
ビジネス・スタンダードが4月24日、BALのR L Ravichandran副社長(ビジネス開発/マーケッティング)の言を引用し報じたところによると、同カテゴリーには、Hero HondaのCBZ、TVSのFiero、LMLのAdreno及びEnergy等が含まれるが、月間販売が1万台を記録したものはBALをおいて他にない。しかもBALのディーラーの僅か35%が同製品の販売を手がけているに過ぎない。このため同社は今年度の販売目標を15万台から20万台に引き上げるとともに、2003年1月までに月間販売台数を3万台に引き上げる方針を決めた。Chakan工場の年間製造能力も現在の15万台から拡張される。昨年11月に発売された同モデルは4月には6500台が販売された。BALはPulsarの販売に先立ってサービス・センターも設け、万全の準備を整えてきた。
Pulsarは180cc/5万8000ルピー、150ccセルフ・スターター付き/5万3000ルピー、同セルフ・スターター無し/5万ルピー、の3バージョンから成り、何れもディスク・ブレーキ装備。180ccタイプはリッター当たり40キロ、150ccタイプは同50キロの走行が可能。
一方、BALのエントリー・レベル・モーターサイクル・モデル“Boxer”の月間販売台数は5万台をマークしたと言う。