SEAnews 2002-06-25 ArtNo.29133

【ムンバイ】二輪／三輪車ビジネスを中核とするインドの主要企業グループを率いるBajajファミリーは23日、2年間におよんだ協議の末、最終的に一族の共有資産を分割することで合意したようだ。
ビジネス・スタンダードが6月24日伝えたところによると、一族の主要メンバー5人の内、一族を率いるRahul氏とその従兄弟Shekhar／Madhur／Niraj3氏はこれまで通り団結を維持、弟のShishir氏のみが、ファミリー・ビジネスから離脱することになる見通しだが、一族のメンバーらは、共有資産分割の条件等について明らかにすることを控えている。
Bajaj Autoの会長を務めるRahul氏は、「Shishirが何を計画しているのかは分からない。問題を友好的に解決するため、Shishirが帰国するのを待っており、話し合った後に対応を考える」と語った。
Bajaj ElectricalsのShekhar Bajaj会長兼ＭＤは「5人のメンバーがそれぞれ独自の道を歩むと言うなら分裂と言えるが、Shishir1人がグループを離脱するからと言って、一族が分裂する訳ではない。またShishirがそれを望むなら誰も阻止することはできないが、他の4人のメンバーはこれまで通り1つのファミリーとして行動する」と語った。
Rahul氏の一番年少の従兄弟で、MukandのＭＤを務めるNiraj Bajaj氏も、「Rahulは一族の長であり、今後もそうあり続けるだろう」と他の一族メンバーがRahul氏を中心に団結を維持することを確認した。