1995-08-26 ArtNo.2913
◆<比>農業の不振で第2四半期成長率鈍化:経済開発相
【マニラ】フィリピンの今年第2四半期の国民総生産(GNP)成長率は農業の不振から5%を下回ったもようだ。
シエリト・アビト経済開発相が24日語ったところによれば、このため今年上半期の成長率も第1四半期に達成された5.2%には達しない見通しだ。しかし上半期の輸出成長率は30.6%と、20.4%の輸入の伸びを上回った。また投資も堅調なことから、5.5~6.5%の通年の成長目標を実現することは可能と言う。
民間シンクタンクのセンター・フォー・リサーチ・アンド・コミュニケーション(CRC)のアナリストは強い消費需要、取り分け5月に催された総選挙に伴う消費に刺激され、第2四半期の成長率は5.0~5.5%のレベルを維持したものと予想、フィリピン・アジア・エクイティー証券のアナリストも通年の成長率を6.2%と予想している。(BT:8/25)
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