【ニューデリー】今年5月の乗用車販売は3万9171台と、昨年同月の4万3364台に比べ9.7%の落ち込みを見た。
エコノミック・タイムズが6月24日、インド自動車製造業者協会(SIAM)の発表を引用し報じたところによると、Maruti Udyog Ltd(MUL)、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)、Hyundai Motor India Ltd(HMIL)の不振が5月の乗用車販売下降の主因になった。この結果、年初2ヶ月(2002/4-5)の乗用車販売台数は7万2427台と、昨年同期の7万9469台を8.8%下回った。
マーケット・リーダー、MULの5月の乗用車販売台数は昨年同月の2万5822台から2万233台に21.6%、HMILのそれは8109台から7761台に4.2%、Telcoは4761台から3018台に36.6%、それぞれ後退した。また高級車メーカーDaimlerChryslerの5月の販売台数も昨年同月比64.1%減の61台にとどまった。
しかしFiat India Automobiles Pvt Ltd (FIAL)の今年5月の販売台数は新コンパクト・カー“Palio”の好調な売れ行きに支えられ、昨年同月の450台から3525台にほとんど8倍に拡大した。この他、Honda Siel Cars India Ltd(HSCIL)は昨年同月の710台から831台に、Hindustan Motorsは同1226台から1519台に24%、Ford India Ltd(FIL)は同1495台から1584台に6%、General Motors India (GMI)は同621台から639台に3%、それぞれ販売台数を伸ばした。