2002-06-24 ArtNo.29121
◆国営石油/ガス会社3社、バングラ産ガスの売り込み交渉開始
【ムンバイ】国営石油/ガス会社3社-Indian Oil Corporation (IOC)/Gas Authority of India Ltd (Gail)/Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、バングラデシュから輸入する天然ガスを肥料会社に売り込む交渉を開始した。
インディアン・エクスプレスが6月22日消息筋の言として報じたところによると、バングラデシュからの天然ガス輸入を計画するIOC/Gail/ONGCコンソーシアムは、天然ガスの最大消費部門に数えられる肥料業界に対する接触を開始するとともに、他の潜在顧客に関する研究も進めている。今日、インドで用いられる天然ガスの約35%は肥料会社により、また約40%は電力会社により、それぞれ消費されている。この他、天然ガスは家庭や運輸業界でも消費され得る。しかし政府はまだ天然ガスを交通燃料として用いることを認めていない。
石油・天然ガス省は、3社に価格や必要インフラ等の詳細を報告するよう求めている。インフラ整備には740億米ドルが必要とされる見通しで、コンソーシアムはバングラデシュ国境のKrishnanagarから南部のオリッサ州を経てタミールナド州Chennaiに至るパイプラインと、Krishnanagarから西部のビハール州Ranchiを経てウッタルプラデシュ州Jagdishpurに至るパイプラインの2ルート調査している。
これ以前に関係入札を募集したGAILは、同入札を暫時棚上げしたが、消息筋によると新たな入札が準備されている。コンソーシアムにはIOCが46%、GailとONGCが各26%出資することになっている。
|