2002-06-24 ArtNo.29119
◆Ranbaxy、注意欠陥障害ジェネリック薬のFDA認可取得
【ムンバイ】Ranbaxy Laboratories Ltd(RLL)が100%出資する米国子会社Ranbaxy Pharmaceuticals Inc(RPI)は、CorePharma LLCと提携し、米国食品薬品局(FDA)からShire US Inc製注意欠陥障害(ADD:attention deficit disorder)治療薬Adderallのジェネリック・バージョンを製造/マーケッティングする許可を取得した。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが6月22日、RLLのボンベイ証取(BSE)に対する報告を引用し伝えたところによると、RLLの新コンビネーション薬品は5mg、10mg、20mg、30mgドースから成り、一般に小児期障害(childhood disorder)と診断される注意欠陥障害の治療に効果を発揮する。同薬品はAdderallと生物学的同等性(Bioequivalent)を備えていると見なされ、従って治療面でも同等に扱うことができる。
CorePharmaは同ジェネリック薬品のANDA(簡略化新薬申請:abbreviated new drug application)認可を取得しており、Ranbaxy Pharmaceuticals Incは米国における独占マーケッティング/ディストリビューション権を保持している。RLLは間もなく卸売り業者/ディストリビューター/小売り薬局を通じ、同製品を米国市場に投入すると言う。
米国では小学生児童の3-5%、成人の2-4%がADD症状を有し、Adderallの市場規模は3億5000万米ドル、ADD治療薬市場の8.9%を占めると言う。
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