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2002-06-24 ArtNo.29118
◆Bharat Bio、ビル・ゲイツ基金とウィルス開発・製造契約
【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のBharat Biotech International Limited(BBIL)は、Bill & Melinda Gates Foundationと、ロタウィルス(Rotavirus)ワクチンのインドにおける開発と生産に関わる協定を結んだ。
ビジネス・スタンダードが6月22日報じたところによると、ゲイツ基金は児童ワクチン計画(Children's Vaccine Program)の下、インドにおけるロタウィルス・ワクチン開発事業に640万米ドル補助する。
ロタウィルスは激しい下痢症状を伴う一般的な小児病だが、途上国では幼児死亡の主因になっている。ＢＢＩＬは、これ以前に米国拠点のCenter for Disease Control and Prevention (CDC)／National Institute of Health (NIH)／Stanford Universityと、ロタウィルス・ワクチンの開発・生産に関わる提携を結んでいる。
プロジェクトは、生物工学局(department of biotechnology)、インド政府、インド医学研究評議会(ICMR:Indian Council of Medical Research)、世界保健機構(WHO)のモニターを受ける。
ＢＢＩＬは、ニューデリーのAll India Institute of Medical Sciences(AIIMS)及びバンガロールのIndian Institute of science (IISc)がワクチン開発のために分離、自然採取した、希薄化された、典型的ロタフィルス株を用いて研究を進める。
AIIMSとIIScはインド米国ワクチン行動計画(VAP:Vaccine Action Program)の下、既に数年にわたりワクチンの研究を手がけて来ており、それぞれ別のワクチンの特許権を申請している。BBILはワクチンの開発と生産を担当、AIIMSは監督と大規模な臨床試験を引き受ける。プロジェクトの完成には5年を要する見通しと言う。
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