2002-06-21 ArtNo.29105
◆Indo Rama、US$9994万PSF製造施設増設
【ムンバイ】Indo Rama Synthetics(IRS)はポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)とテキスタイル・グレード・チップを製造する日産500トンの連続重縮合プラント(continuous polycondensation plant)の据え付けを、ドイツ企業Zimmer AGに発注した。
ビジネス・スタンダードが6月20日報じたところによると、2004年上半期の稼働が予定されている重縮合プラントは、インドでは最大規模のもので、年間14万5000トンのPSFと3万トンのテキスタイル・グレード・チップの製造が可能になる。
これは600クロー(US$1.224億)のPSF事業拡張計画の一環で、上記のプロジェクト・コストは490クロー(US$9994万)と見積もられる。IRSは内部資金とドイツ銀行が提供する輸出クレジットにより必要コストを賄う。
自動車業界や産業用アプリケーション等、ノン・アパレル部門のブームから今年のポリエステル需要は昨年比7%増加する見通しで、IRSはFDY(fully-drawn yarn)及びDTY(drawn-textured yarn)の製造も拡大する。今年の純益はこのため、2001-02年度の41.28クロー(US$842万)から200クロー(US$4079万)に拡大する見通しだ。
IRSは新市場の開拓よりは既存市場におけるプレゼンスの強化に力を入れる計画で、南アフリカと北米における業務を整頓する。米国は同社にとって最重要市場を成していると言う。
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