|
2002-06-21 ArtNo.29104
◆Ranbaxy、Schwarzと近く前立腺肥大治療薬のライセンス協定
【ニューデリー】地元の大手製薬会社Ranbaxy Laboratories Ltd(RLL)はドイツの多国籍製薬会社Schwarz Pharma AG(SPAG)と、良性前立腺肥大症の治療に有効な新化学物質(NCE:new chemical entity)の一層の開発と商業化を進めるライセンスをＳＰＡＧに与える協定に近く調印する見通しだ。
エコノミック・タイムズが消息筋の言として伝えたところによると、目下、第2段階の臨床試験が進められている“RBX 2258”と言うコード名をつけられたＮＣＥのライセンスをＳＰＡＧに与えることにより、ＲＬＬはＳＰＡＧからマーケッティング権に対するロイヤルティーの他、最大5000万米ドルのライセンス料を支払われる見通しだ。ライセンス料は契約調印時に約800万米ドルが支払われ、残りはその後の開発／商業化の過程で、一定の里程標に基づき分割払いされるものと予想される。
ＲＬＬは7月の第1週に同ライセンス協定に関わるステートメントを発表するものと見られるが、公式発表以前にＲＬＬ取締役会の承認を得る必要がある。
ＲＬＬは、以上の消息に関してコメントを控えているが、これ以前にＲＬＬ幹部は数社とＮＣＥのライセンス交渉を進めていることを公表していた。
ＲＬＬは、Bayer AGと、合成抗菌薬シプロフロキサシン(Ciprofloxacin)のライセンス契約を結んだ前例を有する。
|