2002-06-21 ArtNo.29098
◆ティムケン・インディア、円錐ころ軸受けの世界ソーシング拠点に
【ジャムシェドプル】米系ベアリング会社Timken Companyは、EクラスAPカートリッジ円錐ころ軸受け(TRB:tapered roller bearings)の生産面でTimken India Ltd(TIL)により大きな役割を担わせる方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが6月20日報じたところによると、これは親会社の世界的な事業再編計画に伴うもので、ティムケンは同時に英国と米国の不採算ユニットの閉鎖を決めている。またティムケンの世界市場調査部門は、低コストな製造拠点としてインド、中国、ポーランド、ルーマニアをリストアップしている。
TILのAnil K Sinha人事・資材調達部長がこれ以前に語ったところによれば、米国のColumbus工場は既に操業を停止、標準型TEBの製造を手がける英国のDuston工場も段階的に閉鎖される。これによりTILは直接恩恵を受け、例えば英国ユニットの閉鎖に伴い標準型ベアリングの受注拡大が見込める。
最近インドを訪れたティムケンのJames W Griffith社長兼CEOによると、TILは300万ユニットのTRBと10万50000ユニットのAPカートリッジ・ベアリングを製造する能力を有し、ベアリングのグローバル・ソーシング・センターになる潜在性を備えていると言う。
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