2002-06-21 ArtNo.29096
◆M&M、ディーゼル・バージョン“スコーピオ”2モデル発売
【ナシク】地元自動車メーカー、Mahindra and Mahindra (M&M)は20日、スポーツ・ユーティリティー・ヴィークル(SUV)“Scorpio”を発売した。
エコノミック・タイムズが6月20日、M&MのAnand Mahindra副会長兼MDの言として伝えたところによると、この日お披露目されたディーゼル・バージョンのスコーピオは“Turbo 2.6”と“Turbo 2.6 DX”の2モデルで、ガソリン・エンジン・バージョンの“Rev116”も近く発売される。新製品の発売は、向こう3年間にハードトップSUV市場の45%のシェアを占める戦略の一環でもある。
Euro-I基準を満たしたTurbo 2.6とTurbo 2.6 DXのムンバイにおける店頭価格(路税/保険/サービス料を除く)は55万ルピーと61万ルピーで、Euro-IIエディションは58万2000ルピーと63万5000ルピーになる予定だ。Rev116のムンバイにおける価格は70万7000ルピーだが、デリーでの価格は71万9000ルピーになる。
当初1ヶ月の販売台数は600台と見積もられるが、数ヶ月後には月間2000~2500台の販売が目指される。
600クロー(US$1.22億)のスコーピオ・プロジェクトをほぼ完了したM&Mは、向こう数年は毎年最大150クロー程度の控えめな投資を行い、今後の新モデルはスコーピオ・プラットフォームを用いる計画だ。Boleroは既存のプラットフォームを用いて引き続き生産される。マハラシュトラ州Nasik工場ではBoleroと多用途車Maxxが製造されている。
スコーピオの販売拡大を目指し、ディーラー網を3段階に分けて拡張する。第1段階では40店、第2段階では30店のディーラーが追加される。
またスコーピオの発売に伴い海外市場の開拓にも力が入れられる。グルジアには既にBoleroの販売拠点が設けられており、営業が開始されていると言う。
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