2002-06-20 ArtNo.29084
◆NMDCの尾鉱ベース銑鉄工場、2004年末までに稼働
【ハイデラバード】政府系鉱山会社National Mineral Development Corporation Ltd (NMDC)がChattisgarh州Bastar県Nagarnarに計画中の、鉄尾鉱(iron ore tailings)を原料にした銑鉄工場は2004年末までに完成する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが6月19日、NMDCのステートメントを引用し報じたところによると、ロシアのRomelt技術を採用した当初年産30万トンの工場のコストは300クロー(US$6119万)と見積もられ、チャッティースガル州政府は既に400haの土地をNMDCに引き渡している。
一方、年間500万トンの粗鉱(ROM:Run of Mine / run-of-the-mine ore)を生産可能なBailadila山脈の10 & 11 A鉱床は間もなく稼働、また14鉱床に取って代わる予定の11B鉱床の開発も近く開始される。
昨年のダイヤモンドの生産量は前年の5万6955カラットから8万1251カラットに、ダイヤモンドの販売量は同4万4514カラットから7万6944カラットに、それぞれ拡大した。
Pannaダイヤモンド鉱山の今年度の生産量は8万4000カラットに拡大するものと予想され、アンドラプラデシュ州におけるダイヤモンド探査活動は既に開始された。アンドラプラデシュ州のVenkatampalli/Anumpalli/Dibbasanipalli/Chigicherla各県におけるダイヤモンド探査ライセンスとアンドラプラデシュ州Anantapur県Kalyandurg地区の2300平方キロの予備調査許可(reconnaissance permit)は取得済みで、この他、カルナタカ州Chitradurgの702平方キロにおける金鉱の予備調査許可も取得した。
NMDCは2002年3月期に343.56クロー(US$7007万)の税引き前利益を計上、前年の316.05クローを上回った。
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