【ニューデリー】今月に入って以来ディーゼル油がリッター当たり1.75ルピー値上げされたことから、インドの主要陸送業者組織Indian Foundation of Transport Research and Training (IFTRT)は、トラックのハイヤー料を全国的に4.5-6%引き上げると発表した。しかしAll-India Motor Transport Congress (AIMTC)は低調な市況から、これまで通りの料金に据え置く方針だ。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが6月18日報じたところによれば、IFTRTの9トン積みトラックのハイヤー料は、Delhi-Mumbai間が1万1500ルピーに4.5%、Delhi-Bangalore間が2万500ルピーに6%、Delhi-Kolkata間が1万7000ルピーに4.9%、Delhi-Guwahati間が2万9200ルピーに4%、Delhi-Hyderabad間が1万8300ルピーに4.1%、Delhi-Chennai間が2万5500ルピーに4%、Delhi-Ranchi間が1万3500ルピーに6.1%、Delhi-Raipur間が1万2000ルピーに5.4%、Delhi-Kandla間が8000ルピーに5.3%、それぞれアップした。
また例えば17トン積みトラックのDelhi-Mumbai間のハイヤー料はこれ以前の1万8000ルピーから1万9000ルピーに引き上げられた。
公共部門石油会社は、今月3日にガソリン価格をリッター当たり2.50ルピー、ディーゼルを同1.50ルピー、また16日にガソリンとディーゼルの価格をリッター当たりさらに各0.24ルピー、引き上げた。
一方、AIMTCのJM Saksena書記によると、平均25.8%のトラックが遊休しているため、同組織は値上げを見合わせたと言う。