2002-06-18 ArtNo.29072
◆自動車産業のグランプリー・ディケード到来:NCAER
【ニューデリー】応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council for Applied Economic Research)の最新報告書によると、2001-02年から2011-12年の10年間にモーターサイクルの年間販売は年率18%、乗用車の販売は同10%の成長が見込まれる。
エコノミック・タイムズが6月14日報じたところによると、同期間に中・大型商用車販売は年率5.1%、トラクターは同8.5%、三輪車は同11.1%、モーペッドは同7.6%、スクーターは同3.1%、多用途車は同4.2%、軽商用車は同4.4%の成長が見込まれる。
関係調査は、自動車部品製造業者協会(ACMA:Automotive Component Manufacturers Association)が、自動車タイヤ製造業者協会(ATMA:Automotive Tyres Manufacturers Association)及びインド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の協力を得て実施したもの。
そしてNCAERは、同期間の国内総生産(GDP)成長率を年率6.5%、工業生産成長率を同8%と前提して予測を行った。
報告書によれば、2011-12年までに乗用車の年間販売台数は150万台に、二輪車のそれは1500万台以上(内モターサイクルが85%)に達するものと予想される。モーターサイクルの販売台数は同期間に6倍の1300万台前後に、多用途車は12万から17万台に、軽商用車は6万台から9万2000台に、中・大型商用車は8万台から13万台に、トラクターは17万台から38万台に、三輪車は20万台から58万台に、それぞれ拡大するものと見られる。
自動車産業全体の年商は向こう10年間に5万5000クローから15万クローに、内乗用車は2万953クローから5万4346クローに、モーターサイクルは9924クローから約6倍の5万1940クローに、スクーターは2340クローから3175クローに、それぞれ拡大する見通しだ。自動車産業全体の売上に占める乗用車販売の比率は38%から36%に縮小する反面、モーターサイクル販売のシェアは17%から35%に拡大するものと予想されている。
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