2002-06-18 ArtNo.29070
◆昨年の対米工学品輸出、テロ事件の打撃でUS$1.6億縮小
【ニューデリー】昨年(2001-02)の対米工学品輸出は、昨年9月11日のテロ事件で大きな打撃を被り、絶対額で前年比800クロー(US$1.63億)ほど縮小、工学品輸出全体に占める対米輸出のシェアは2000-01年の17.28%から14.55%に縮小した。
エコノミック・タイムズが6月17日報じたところによると、昨年の工学品輸出は、ルピー建てでは前年の2万7627クローから2万8332クローに2.55%増加したものの、米ドル建てでは1.78%のマイナス成長に陥った。
工学品輸出振興委員会(EEPC:Engineering Export Promotion Council)が最近、商務局(commerce department)に報告したところでは、ドイツ/カナダ/イアリア/英国/中国/シンガポールの工学品輸出全体に占めるシェアは縮小した。
資本財は工学品輸出全体の引き続き中核を成し、前年比約9%増の16億米ドルをマークした。しかしながら一次鋼材輸出は7億8000万米ドルと、前年比20%ダウン、耐久消費財輸出も5%減の13億米ドルにとどまった。
EEPCは低調な市場環境も配慮し、2002-03年の工学品輸出の目標額は、前年比12%増の66億米ドルに設定している。
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