2002-06-18 ArtNo.29065
◆IOC、GAILとHaldia石化会社の権益買収?
【ニューデリー】公共部門エネルギー・メジャーのIndian Oil Corporation (IOC)とGas Authority of India Ltd (Gail)は、手を携えてHaldia Petrochemicals Ltd (HPL)の権益買収を図っている。
ビジネス・スタンダードが6月15日報じたところによると、公共企業2社の代表は石油省と関係問題に関して突っ込んだ話し合いを重ねており、Ram Naik石油・天然ガス相が英米訪問から帰国後、最終決定が下される見通しだ。
目下、HPLに各43%出資する西ベンガル州政府とthe Chatterjee Group (TCG)の幹部もNaik石油・天然ガス相と関係問題を協議しており、TCG幹部は米国で同相と会談、HPLの現状に関して詳細な報告を行ったものと見られる。
政府は公共部門2社が、既存プロモーターや債権金融機関が満足する買収価格をオファーできるものと見、両社によるHPL権益買収を好感しているようだ。
西ベンガル州政府はこれ以前にIOCにHPLへの出資を求めたが、IOCはこれに対して以下の出資条件を提起した。1)プロジェクト・コスト評価額の5480クローから4800クローへの引き下げ。2)額面価格での26%の出資と経営管理権の掌握。3)IOCによる国際価格でのナフサの全量供給。4)プロモーター及び金融機関による500クローの減資。
最後の条件に関しては、IOCは、その後州政府に書面で500クローではなく、725クローの減資を改めて要求したとされる。しかしプロモーターらは、これらの条件の見直しをIOCに要求、西ベンガル州政府はまた、中央政府に仲介を求めたと言う。
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